飲泉のすすめ

ひめしゃがの湯玄関前の飲泉場は、保健所より飲用許可を受けており、 いつでもどなた様でも源泉が飲めるように流れ続けています。 飲泉と入浴を合わせれば身体の中と外、両側から癒されるということです。 鉱泉の味は一言で言うと「鉄と塩を混ぜたような微炭酸飲料」です。 しかし、古来より胃腸の調子を整えるのに用いられ、地元でも重宝されています。

取泉の際のお願い

  • 飲泉場の取泉口は一箇所のみですので、譲り合いの心を持って順番を守ってご利用下さい。
  • 水タンク等に大量に汲んでいかれるお客様は、他のお客様を待たせることなくご利用下さい。
  • 飲用目的のお持ち帰りはご遠慮ください。

鉱泉料理のすすめ

飲泉場の源泉(鉱泉)は様々なお料理に活かすことができます。 加熱することにより冷泉そのままの時の「鉄っぽさ」がなくなり、魔法のように不思議ですが、口当たりの良いまろやかな味になります。 飛騨小坂では古来より、胃腸の調子が悪い時には鉱泉粥(コウセンガユ)を食べる風習があります。 文献によると約300年前にはすでにこの風習があったようです。 また、鉱泉を使った湯豆腐は口の中でとろけるような食感で、今までにない味をご堪能いただけます。 他にもしゃぶしゃぶにすれば鉱泉の効果によりお肉は柔らかくなり、臭みもやわらぎます。 持ち帰った鉱泉をおみやげに、夜は家で湯豆腐なんてのもおすすめです。 ひめしゃがの湯レストラン「ひめ亭」では飛騨小坂名物の鉱泉料理をお楽しみいただけます。

ペットボトル1本分の鉱泉で作るお手軽レシピ

ご家庭で簡単に作れるおすすめの鉱泉料理をご紹介します。
鉱泉を汲んできてすぐに使わない場合は、冷蔵庫で3~4日程保存できます。

 鉱泉粥(かゆ)

【材料】
鉱泉 300ml、炊いた米 茶碗1杯分
【作り方】
まず鍋で鉱泉を沸騰させ、浮いてくる茶色の灰汁(あく)を取り除きます。
炊いた米を適量入れ、お好みの煮加減になったら出来上がり。
味付けはお好みでお塩や梅干等を乗せてください。
からだにとってもやさしいお味。

 鉱泉湯豆腐

【材料】
鉱泉 500ml、豆腐 1丁(絹か木綿かはお好みで)、薬味(生姜やネギ)、醤油
【作り方】
鍋に鉱泉と豆腐を入れ沸騰させ、浮いてくる茶色の灰汁(あく)を取り除きます。
豆腐を入れ、崩れない程度の火力で5分~10分程煮ます。
煮こむ程に豆腐は溶けてきますので、味見をして好みの柔らかさになったら、
薬味と醤油でお召し上がり下さい。
絹豆腐はとろとろに、木綿豆腐ならふわふわになります。
昆布を入れなくてもコクがでるのが不思議。

 鉱泉しゃぶしゃぶ

【材料】
鉱泉 500ml以上、しゃぶしゃぶ用のお肉、しゃぶしゃぶ用のタレ
【作り方】
鍋で鉱泉を沸騰させ、浮いてくる茶色の灰汁(あく)を取り除きます。
あとは普通のしゃぶしゃぶと同じく、沸騰している鉱泉にお肉をくぐらせ、
タレをつけてお召し上がり下さい。
いつもより少し柔らかいお肉と鉱泉の風味がワンランク上のしゃぶしゃぶを演出。
一つのお鍋で、湯豆腐→しゃぶしゃぶ→うどんや雑炊、そんなコースもありです。

 その他にも・・・

【鉱泉カレー】
水の代わり、もしくは一部に鉱泉を使用します。
野菜やお肉が柔らかくなり、調理初日にして2日目のカレーの味に。
コクが増し、ルーやスパイスとの相性が良い感じです。

【鉱泉黒豆煮】
鉱泉で煮ると豆が柔らかくなるのがはやくなります。
さらに鉱泉に含まれる鉄分が作用し、黒豆の色づきが良くなります。
さびた釘いらず。知る人ぞ知る小坂の郷土料理です。

【鉱泉スープ】
手づくりの鳥スープや野菜スープに。
若干のとろみとコクがよく合います。
インスタントスープにも使えます。

まだまだ色んな料理に使えそうなこの鉱泉。
あなただけのレシピを開発してみませんか?
おいしいレシピができたらぜひスタッフにも教えてね!

飲泉する上でのご注意

  • 飲泉療法に際しては、温泉について専門的知識を有する医師の指導を受けることが望ましい。
  • 温泉飲用の1回の量は一般に100~150ミリリットル程度とし、一日の量はおおむね410ミリリットルとします。
    ただし小人(15歳以下の方)は飲用を避けること。
  • 以上の外、飲用については次の諸点に注意してください。
    ・一般には食前30分ないし1時間が良い。
    ・飲用の直後には、お茶・コーヒーなどを飲まないこと。
    ・夕食後から就寝前の飲用はなるべくさけるのが望ましい。腎臓病、高血圧症、その他むくみのあるとき、下痢をしているとき。
  • 飲用の適応性
    慢性消化器症、慢性便秘、糖尿病、通風、肝臓病、貧血。
  • 飲用目的のお持ち帰りはご遠慮ください。
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